東大・京大で一番売れた本に書かれている「意外な根性論」
こんちは。
yooです。
今回はある書籍を紹介したいと思います。
東大、京大という日本の知の総本山でロングセラーになっている書籍がある。
外山滋比古さんの「思考の整理学」という本。
中身の内容が素晴らしいのは言うまでもなく、細かに解説しているメディアも多いだろうと予測し、今回は東大生や京大生が読んでいるとは想像しにくい「意外な根性論」を紹介したい。
それは、全ての人に持って欲しい「意識革命」でもある。
■全ての人に持って欲しい意識革命
東大生とか京大生が読んでる本なんだからさぞかし難しい本なんじゃないだろうか。
読み進めるとこんな文節があった。
そして、かならず、できる、よく考えれば、いずれは、きっとうまく行く。そういって自分に暗示をかけるのである。間違っても、自分はダメなのではないか、いや、ダメなのだ、などと思い込まないことである。
そういうように消極的だと、できるものさえできなくなってしまう。とにかく、できる、できる、と自分に言い聞かす必要がある。そんなこどもだましが役に立つものかと笑う人があるかもしれないが、たとえば口先だけでも、もういけない、などと言えば、本当に力が抜けてしまう。自己暗示が有効にはたらくのはそのためである。
これは巷に言う「根性論」じゃないかとすごく意外だった。
日本の知の総本山の人たちは、意外にも単純な根性論を根底に持っているのではないか、そんな仮説を抱くこともできた。
つまり、ポジティブに自己暗示をかける精神性を根底に持っていて、自己肯定感が高い。だから努力をするし、結果も出る。
僕はこれを読んで、こう思った。
全ての人がこの単純な根性論を持ち得れば、絶大な「意識革命」になり得ると。
■環境によってポジティブになっている幸運な人たち
この類の根性論には
なども有名だろう。
この類は心や意識といった科学で未解明の分野でありあまり信じない人も多い。
しかし研究者の間では、ヒトの「心」と「意識」の研究が進んでおり、量子力学の解明が「心」の分野の解明につながると考えられている説もある。
(宇宙の物質は100%の内の4%しか解明されていない。つまり残りの96%は未解明であり、それだけ科学が宇宙の解明に追いつくのには、まだまだ余地が残っているという。)
思考の整理学では、エビデンスとして「「ピグマリオン効果」を挙げている。
デジタル大辞泉「ピグマリオン効果」の解説
ピグマリオン‐こうか〔‐カウクワ〕【ピグマリオン効果】
話は逸れるが、僕は元々学校教育の劣等生だ。
母子家庭で育ち、自己肯定感は低く、ネガティブな自己暗示ばかりをかけていたように思う。
高校の夏休みにあるきっかけを得ることができ、1浪の末に偏差値を30以上あげて大学に合格した。
だからこそ思うことは、良い環境が人格を作るのだなということ。
良い環境とは、自分の可能性を信じてくれる場所のようなもの。
人は人に信じてもらえるから努力できる。
■全ての人に開かれた思考を持って欲しい
環境は自分では選べない。
もっと言えば、選べるだろうが選べるようになるには少々の時間が必要だ。
幸か不幸か。人生は自分次第で舵を切ることができる。
恵まれていない人でも、歯車が噛み合わなかった人でも、
全ての人が
自分を信じて、
人を信じて、
可能性を信じていれば道は開かれる、と信じたい。
僕は自分の可能性を信じれる社会がいい。
「意外な根性論」に少し救われた。